沼津市立小中学校『一人一台のタブレット端末』整備について

新型コロナ第一波による休校が続いていた4月。
日々の学びや友達とのコミュニケーションが十分に行えない状況の中で、沼津市立小中学校のPTAによる「ご家庭におけるインターネット環境に関するアンケート」が行われました。

5月には、各家庭の想いが詰まったアンケート結果をもとに「オンライン学習の推進に向けた考え方と要望」がまとめられ、沼津市PTA連絡協議会と市との間で情報交換が重ねられ、私も(前)市P連副会長の立場で、参画させてもらっていました。

とある地域では、保護者有志で研究し、学校と連携しつつ、独自の「オンライン 朝の集い」を行う方々もいらっしゃいました。市内の先行事例ともなる、大変素晴らしい取り組みだったように思います。ありがとうございました。

こうした取り組みが成果として結びついたのか、8月の臨時議会において、事業費 7億8,758万円をかけて小中学校にタブレット端末や大型提示装置を整備する議案が提出され可決。念願であり取り組んできた『児童生徒一人一台のタブレット端末』の環境が整うこととなりました。

整備する端末数は、子ども達用が13,012、先生用が670。
平時の活用だけでなく、新型コロナや自然災害などにより学校に通えない緊急時での活用も視野に入れています。

昨日9月4日(金)、私が委員長を務めさせていただいている文教産業委員会で勉強会を開催しました。

委員会メンバー全員で調査・研究・提言するテーマ(=特定調査事項)として設定した『ICT教育の推進について』の勉強会で、「学校での対面教育におけるICT機器の活用」や、新型コロナ感染症や災害等の緊急時対応としての「家庭におけるオンライン学習」などについて協議しました。

多くの方々の力で導入に至ったタブレット端末。「何に使うのか」「使えるためにどう体制を整えるのか」など、教育委員会や学校現場、保護者の方々と連携しつつ、1議員としてはもちろんのこと、委員会としても導入・運用に向けた取り組みを進めていきたいと思っています。

「わたしの主張大会」、「おやこんぼフェスタ」

本日は2つの催しに参加。

一つは「沼津市わたしの主張大会」。
市内19中学校の代表生徒より、家族/友だち/将来/社会のことなどに関する、多様な思いを聴かせてもらいました。

もう一つは「おやこんぼフェスタ2019」。
”おやこで楽しい時間を過ごし絆を深めよう”、といった趣旨で開催されるイベントで、幼子たちの姿に心癒されました。

入学式 ~ 沼津市立 沢田小学校・金岡中学校

本日午前は沢田小学校、午後は金岡中学校の入学式に参列。
どちらもわが母校です。
新入生の皆さんが楽しく実りある学校生活を送れますように。

学校・保護者・地域で子ども達を支える形に加えて、保護者・地域で学校を支える枠組みも必要だと考えています。

「地域の子どもを地域で育てる」形、地域・保護者の有志で模索していきます。

沢田小放課後子ども教室「沢っ子塾」での節分イベント

1/28(月)は沢田小の放課後子ども教室での節分イベントでした。

「沢田小 放課後子ども教室」では言葉として長いし、「沢田小 放課後児童クラブ(たけのこクラブ)」と間違われやすいので、「沢っ子塾」と命名して、活動しています。(ややこしいので文末に補足)

本会は

〇1年生から6年生までの学年をまたいだ縦割りの交流
〇地域の子どもを地域で育む
〇子どもを軸とした地域の繋がりづくり

…といった様々な狙いから、地域の方々の力を借りて6年前に設立した会です。

現在もコーディネーター兼ボランティアという立場で年に30回程度、子ども達とお勉強したり、遊んだり、楽しく活動しています。

節分イベントでは、最初に(静かにするゲームをした後)節分の由来についてボランティアの方よりお話をしてもらいました。

次に「お家に持って帰ってもらい、節分の日に豆まきができるように…」と、豆とお菓子を“餅まき”のような形で子どもたちに渡しました。
2/3の節分の日に各家庭で伝統行事に親しんでもらえたら、と思っています。
(‥‥どうか、その前に子供たちの胃袋に収まりませんように…)

(補足)
「放課後子ども教室」と「放課後児童クラブ」、名前が似通っていて紛らわしいのですが、内容は異なります。
共に子どもたちの放課後の居場所ではあるものの、大きく異なるのは対象です。
放課後児童クラブは、共働きなどの留守家庭の子どもを預かる福祉事業で、厚生労働省所管。
放課後子ども教室は、すべての子どもを対象とする地域参加の社会教育事業で、文部科学省所管の事業です。

少子化時代における「今後の中学校部活動のあり方」について②

生徒数も教員数も減少傾向にある中で「やりたい部活動をやれる環境」を整えるためには

〇学校間連携による「部員確保」
〇地域・事業者と連携した「顧問確保」

の取り組みを、並行して進めていくことが必要です。

・運動部、文化部を問わず
・単独校では存続できないよう部活動や
・部員数がまとまれば、より良い活動ができる部活動に対し
・市内全域を対象とした、または市内をブロックに分けた形で
・複数学校間や地域、外部団体と連携した「合同部活」を設置する。

こうした新たな部活動の形を目指すべきではないかと考え、関係各所と議論を重ね、実現の道筋を探っています。

今後の部活動の形(私案)
私が考える二つの合同部活

中学校時代の同じ時間を仲間と共に過ごす部活動。
学校だけで完結する形から、地域や事業者と学校が連携する形に変わっていく時期にある、と考えます。

「やりたい部活動をやれる環境づくり」 これからも継続して取り組んでいきます。

少子化時代における「今後の中学校部活動のあり方」について①

1月5日(土)に沼津市立金岡中学校1986年度卒業生 有志の新年会がありました。場所は九十厨沼津店。 美味しい食事とお酒を楽しみながら、かれこれ30年以上 ;; も前になる中学校時代の話に花を咲かせました。

本日の参加者は同じ野球部に所属していた仲間も多く、楽しく/厳しかった日々の話題にもなりました。当時は同学年だけで4チームできるような大所帯でした。

当時、1学年でこれだけの部員がいました

現在の生徒数は30年前に比べて半減しています。
母校野球部の人数も当時に比べて減ってはいるものの、本年2月に開幕する「県中学選抜野球大会」に出場するなど活躍してくれいます。とても嬉しく、頼もしく思っています。
静岡新聞SBS「静岡県中学選抜野球32チーム決定 浜松開誠館が初出場」

生徒数の減少は、まだしばらく続きます。
10年後の生徒数はさらに30%減少する、とされています。
そして生徒数の減少は教員数の減少にもつながります。
30年間に比べて教員数は35%減っています。
顧問として指導するための専門性の確保が困難になり、また、教員の多忙化という課題もあります。

そんな中でも「やりたい部活動をやれる環境」は整えてあげたい、と考えています。

部活動休養日の設定や休日指導の際に支給する手当の増額、といった対応も必要ですが、少子化により生まれている2つの課題

〇部が活動できるだけの部員確保
〇指導を行える顧問の確保

…には、また別の視点での対応が必要です。

(長くなりましたので、続きはまた明日に…)