9/24(水)の一般質問で取り上げた内容の紹介②

2つ目のテーマは「中学校部活動の地域展開(地域移行)」について。

中学校単位で行われてきた部活動を地域全体で支える仕組みに移行する「地域展開」は、国の制度として位置づけられ、全国で取組が進んでいます。
沼津市では、本年9月よりサッカーと陸上競技が活動開始。令和8年夏に野球・ソフトボール・剣道・バレーボール、令和9年夏以降にソフトテニスが地域展開される予定です。

展開にあたっては、多岐にわたる課題解決が必要であるため「教育的意義の継承」「新たな負担」「生徒の参加状況」「指導者の処遇」「個人情報の取扱い」「トラブル対応と責任の所在」について、考えを示した上で取組状況・課題認識・今後の対応を問いました。

その中から1点だけ。
静岡新聞さんが取り上げてくださいましたが、困窮世帯への対応に課題があります。

先行して地域展開が始まったサッカーは月額3,300円、陸上競技は1回1,000円の会費が設定されており、保護者から負担が大きくなった旨の声が聞かれています。

今回「現状は費用負担を理由に参加を断念したケースはない」旨の答弁がありましたが、今後そうしたケースも発生する恐れがあります。

そうしたことから「企業版ふるさと納税や民間企業との連携および地域の方々からの支援などによる、困窮世帯への支援制度の構築と財源確保」を求めました。

市からは『企業版ふるさと納税を含む市独自の支援制度と財源確保の方向性を見出していきたい』との答弁を受けています。

本テーマについては2016年6月にも一般質問で取り上げており、その際は「市内全域またはブロック単位での合同部活動の創設」や「地域・外部団体との連携による受け皿づくり」などを提言していました。

また、有志の校長先生方の協力を得ながら「部活動のあり方研究会」を開くなどもしましたが、新たな枠組みの実現には至りませんでした。

当時は叶わなかった取組が着実に進んでおり、とても感慨深いですし、頑張ってくださっている市の職員の皆さんや協力してくださっている方々に深く感謝しています。

特殊詐欺の被害が増えています

電話・ハガキ・メール・SNSなどにより、直接会わずに金品をだまし取る犯罪=「特殊詐欺」の被害が増えています。2024年度の被害状況は次の通りです。

全 国 約722憶円(前年比1.6倍で件数は2.1万)
沼津市 約2.6億円(前年比1.4倍で件数は42)

沼津市には、悪質電話による被害を防止するための機器を購入・設置する費用として上限5,000円を助成する制度があります。

対象となる機器は、通話内容を録音する機器や、悪質電話を判別(外部でデータが蓄積されています)する機器などです。身近なおじいちゃん・おばあちゃんに、ぜひお知らせください。