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沼津市議会の議員研修会

1/8(水)、「地方議会をめぐるハラスメント最新事情 〜ハラスメント条例について考える〜」と題した沼津市議会の議員研修会が行われました。昨年末に静岡県内で初となる「議員から職員に対するハラスメントを防止する条例」を制定したことも関係したテーマ選定でした。

現在、全国の70を超える議会がこうした条例を制定していますが、それぞれ何かが起きたことがきっかけのようです。

残念ながら沼津市議会でも同様で、議員さんから女性の職員さんに対するハラスメントを疑われる行為がきっかけでした。その意味では、県内初の条例制定は誇らしいものというよりは、恥ずかしく感じるべきものであるように思います。

『足を踏まれた側の痛みは、足を踏んだ側にはわからない』

ことを肝に銘じて、議会組織全体で取り組んでいきたいと思います。

皆さまは2025年の抱負をお決めになりましたでしょうか?
私は

「どんな方にも明るい面がある。たとえ暗い面が見えたとしても、その方の明るい面も捉えていく。」

ことを抱負としました。私自身も少しでも明るい面を増やしていけるよう、気を張って前向きに頑張ります。

建設水道委員会の視察③

視察 3日目の訪問先は静岡県湖西市さま。「水道スマートメーターの活用」についてご教示いただきました。

水道スマートメーターは、通信機能を備えた水道メーターです。

水道使用状況の把握には検針員が現地で目視確認(=検針)するのが一般的ですが、スマートメーター設置により現地に行かなくてもリアルタイムにデータ取得でき、業務の効率化や漏水などの異常事態の早期発見が可能となります。

現状、静岡県内で水道スマートメーターの取り組みを進めているのは湖西市さんと静岡市さんのみ。湖西市さんでは、導入による付加価値を高めるために、高齢者の見守り・時間帯によりばらつきがある使用水量の平準化・使用量に基づいた適切な水道設備更新などに取り組まれていました。

沼津市では、2022年3月に「沼津市水道事業ビジョン」を見直す中で、中期的に「スマートメーター等の先端技術の活用」について検討・実施することが決まっています。本日の視察の成果を今後の取り組みに活かしていきます。

湖西市さんはトヨタグループ創始者の豊田佐吉翁が生まれたまち。市役所庁舎には湖西少年少女発明クラブの方々が復元した豊田式木製人力織機が展示されていました。

建設水道委員会の視察②

視察2日目は愛知県田原市さまを訪問。「AIを活用した道路点検システム」についてご教示いただきました。

このシステムは、

『公用車及び民間企業の社用車等のドライブレコーダーから道路の画像を収集 → AIが画像解析して損傷箇所を検出 → 検出した情報をパソコンなどで確認・管理しつつ補修対応』

といった内容で、大変参考になりました。

沼津市では、令和2年度より市のパトロール車にスマホ端末を装備して道路の凸凹などによる振動を検知するシステムを活用していますが、そのシステムとの違いもよく理解できました。道路の安全確保を効果的・効率的に進めていくためには(人員や予算は無限ではありませんし)デジタル技術の活用も必要です。引き続き鋭意取り組んでいきます。

田原市さんは 花き(観賞用の植物)の算出額が全国一位。三河田原駅での展示も素敵でした。

建設水道委員会の視察①

視察初日は岐阜県岐阜市さまで「衛星画像解析技術を活用した漏水評価システム」についてご教示いただきました。

このシステムは

『人工衛星から電磁波を放射 → 反射して戻ってきた電磁波から塩素を含む水道水が漏れている可能性が高い箇所を解析・抽出 → 漏水調査(漏水探知機や音聴棒による音聴調査)の効率化や計画的な管路の更新に役立てる。』

といった内容で、周辺都市と連携しながら取り組む手法も含めて大変勉強になりました。ありがとうございました。