9/24(水)の一般質問で取り上げた内容の紹介①

1つ目のテーマは「障がい者歯科(※1)の医療提供体制」で、緊急の歯の痛みで家庭が混乱していても、治療まで数か月待機する状況を取り上げ。

静岡県では、軽度の方の診療・予防指導を担う「かかりつけ医」と、そこでは対応困難な患者を担当する「中核医療機関(※2)」で体制を構成しており、その中核医療機関では「口を開けられない・暴れてしまう・椅子に座れない」といった状況の患者を担当していますが、かかりつけ医の紹介から中核での初診まで数か月、さらに治療や手術まで追加で数か月を要するケースがあります。

こうした状況を改善するためには圏域全体での対応が必要であり、歯科医師会さんとの更なる連携・協力など多方面からの対策が必要となる旨、訴えました。

市からは次の答弁を受けています。課題解決に向けて進んでいくことを強く願っています。

『10月2日に開催される県主催の「令和7年度駿東田方圏域歯科会議(※3)」において、圏域のかかりつけ歯科医間の連携や中核医療機関との更なる連携、初診待機期間などの目標設定、共通のトリアージ方針の策定・公開のほか、かかりつけ歯科医の重要性や家庭での対応に関する周知について意見を述べ、課題を共有』

※1 障害者歯科
一般の歯科とは異なり、全身麻酔や行動調整などを行いながら治療する専門領域。

※2 中核医療機関
沼津市は駿東田方圏域(沼津市・三島市・御殿場市・裾野市・伊豆市・伊豆の国市・函南町・清水町・長泉町・小山町で構成)に属しており、その圏域での中核医療機関は、沼津市立病院・伊豆医療福祉センター・中伊豆リハビリテーションセンター・フジ虎ノ門整形外科病院の4つ。

※3 圏域歯科会議
駿東田方圏域の中核医療機関・歯科医師会・市町の担当部門が集まって、年1回開催。

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